14歳。① -叫び-
2008 12/27
叫びをあげる。
混沌と不安の中で
私の心は叫びをあげる。
嘘だらけの から元気と
馬鹿らしい笑いを貼り付かせて生きている。
引き剥がせば
赤く濡れた痛みがあることは
誰も知らない。
或いは 知られたくない。
私は棘だらけの柵に囲まれている。
たとえば、未来とか。
断ち切りたいのに
理由も知らず繋いできた日々。
長い時間をかけて私を囲んだ無数の棘は
走って飛び掛ればたやすく切れるだろう。
ただ、
この胸に深く刺さって。
そのままで闇雲に走れば
どこまで行けるだろう。
どこに辿りつくだろう。
残酷な劇が終わる頃に
私は存在しているだろうか。
長い長い劇の終わりを
待っていられるだろうか。
冬の木は高く空を突く。
凍えながら、春を待っている。
剥き出した鋭さ。
凍てつく冬と闘うためだ。
私もまた
空恐ろしい日々の中で知った、
身を裂かれても走り続ける
激しい風を携えて。
闇に咲く花は
棘を秘めて鮮やかに。
2008 12/27
叫びをあげる。
混沌と不安の中で
私の心は叫びをあげる。
嘘だらけの から元気と
馬鹿らしい笑いを貼り付かせて生きている。
引き剥がせば
赤く濡れた痛みがあることは
誰も知らない。
或いは 知られたくない。
私は棘だらけの柵に囲まれている。
たとえば、未来とか。
断ち切りたいのに
理由も知らず繋いできた日々。
長い時間をかけて私を囲んだ無数の棘は
走って飛び掛ればたやすく切れるだろう。
ただ、
この胸に深く刺さって。
そのままで闇雲に走れば
どこまで行けるだろう。
どこに辿りつくだろう。
残酷な劇が終わる頃に
私は存在しているだろうか。
長い長い劇の終わりを
待っていられるだろうか。
冬の木は高く空を突く。
凍えながら、春を待っている。
剥き出した鋭さ。
凍てつく冬と闘うためだ。
私もまた
空恐ろしい日々の中で知った、
身を裂かれても走り続ける
激しい風を携えて。
闇に咲く花は
棘を秘めて鮮やかに。
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